かっぱ橋道具街
観光タクシーでも大人気の観光スポットである浅草。何回キャブログで紹介しても、その魅力を紹介しつくすことが出来ません。
今回はかっぱ橋道具街をご紹介します。
- 「食」に関する商店街 かっぱ橋道具街
「かっぱ橋道具街」は浅草と上野の中間にある南北約800mの商店街です。大正の初めに新堀川(しんぼりがわ)という、江戸時代に作られた川の両岸に、古道具を商う人たちが店を出したことが発祥とされています。
現在では菓子道具を扱う商店を中心に「食」に関連のある商店が集まり、その時々の飲食業界のニーズに対応した、様々な業種の店舗がおよそ170店舗並んでいます。
個性的な専門商店街として発展し、国内外からの観光客が多く訪れていますよ。包丁や食品サンプルなどが、海外観光客の方に人気のお土産なのだそうです。
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「かっぱ」橋の名前の由来
名前の由来には二つの説があります。浅草観光連盟ホームページでは、以下のように紹介されていました。
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一つ目の説は人の名前から来ています
今から200年ほど前の文化年間の時代、この付近は雨が降るたびに洪水になることが多く、周りの住民は困っていました。そのため雨合羽の商人、合羽屋喜八が私財を投じて新堀川の整備を行いましたが、工事は難航。これをみた隅田川のカッパたちが同情し、喜八の良心にも心を打たれて、夜な夜な工事を手伝い、工事は無事に完成したと言い伝えられています。
通称かっぱ寺とよばれる曹源寺には、合羽屋喜八の墓があります。
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二つ目の説は雨合羽から来ています
橋の近くに江戸時代の外様大名、伊予新谷(にいや)藩の下屋敷がありました。屋敷に住んでいた下級武士たちは、内職に雨合羽を作っていたそうです。その雨合羽をこの橋にかけて乾かしていたことから「合羽橋」と呼ばれるようになったと言われています。
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あちこちにカッパが!
かっぱ橋道具街ではあちこちにカッパの姿があります。カッパを探して歩くだけでも楽しいですよ。
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かっぱ河太郎像
「食器と調理道具のヤマヤ」と「食器と調理道具のえぞや」の間にある小さな広場には、金色のカッパがいます。
かっぱ橋道具街公式ホームページによると、2003年にかっぱ橋道具街誕生90周年記念として建立されたそうです。日展、日彫展などで数多く受賞されている彫刻家の「西村祐一」先生 並びに工芸作家の「北村真一」先生に制作をご依頼したものだとか。
かっぱ橋の名前の由来の一つである、川工事を手伝ってくれたカッパを見た人たちの商売が繁盛したという故事にちなみ、商売繁盛を祈念して建立されました。たまにキュウリがお供えされているのを目撃することが出来ますよ。
広場のタイルもカッパです。
他にも見どころがたっくさんある浅草。観光の際は、ぜひ観光タクシーをご利用ください。