INTERVIEW仲間を知る

僕がプロドライバーになるまでPROCESS

僕がプロドライバー
になるまで

ドライバー
吉冨 洵平Junpei Yoshitomi
2017年入社
OUTLINE
ドライバーとして入社した新卒社員は、わずか4カ月あまりで1人デビューをする。運転経験があまりない人や東京の地理に詳しくない人、アルバイトで接客経験がない人も多いが、約4カ月の研修を経てプロとして現場に立つ。
2017年にドライバーとして入社した吉冨洵平は、入社後どのようにドライバーデビューをしたのか。
その足跡をたどる物語。

地理がわかるドライバーを
目指して

入社後まずは運転に慣れるところからスタート。学生時代、運転は好きで週に何度かしていましたが、埼玉県内のみを走っていた為都内での運転経験はありませんでした。座学研修では北千住の研修所に会社の車で行くため、運転するのが楽しみでしたね。

その時に感じたのは、運転経験の不足より道がわからないことに対する不安。東京の地理はまったくわからなかったので、研修所への移動や運転講習の時だけでなく、休みの日に同期と会社の車でドライブをして、東京の地理を覚えようとしました。 休みの日にまで地理を覚えたいと思った理由は、僕が負けず嫌いだということ。タクシードライバーをしていて、お客様に「道がわからない」とは絶対言いたくなかったんです。確かに新人だから道はわからない。

会社のマニュアルには「分からないときはお客様に聞いてください」とあります。それでも、「ここを知っていますか?」と聞かれたら「知っています」と言えるようになりたい。新しくできた建物や個人宅まですべてを覚えるのは無理かもしれませんが、ある程度有名な場所であれば、「知りません」とは言いたくない。その気持ちは入社当時からずっと今も持ち続けています。

初めての営業が
自信をくれた

デビューの日が近づいてくると、先輩社員を助手席に乗せて実際の勤務時間帯で営業する「同乗指導」が始まります。最初の頃は夜が深まるにつれて眠くなり、生活リズムを慣らすのに苦労しましたが、回数を重ねると段々と慣れてきました。

同乗指導期間が終わった7月の下旬。いよいよ一人で営業に出る日がやってきました。ある程度地理を覚えていた六本木を目指したものの、初めてのお客様は会社を出てすぐの場所で手を挙げてくださった方。心の準備をする間もなく一回目の仕事が始まりました。
「申し訳ございませんが新人ですのでご指定のコースを教えていただけますか?」
「いいですよ。じゃあこの通りをまっすぐ進んでください」

お客様は怒ることもなく丁寧に道を教えてくださいました。20分後、無事目的地に到着。料金をいただき、お客様をお見送りした瞬間、すごくホッとしたのを覚えています。研修の成果もありましたが、自分が想像していたよりも、「やれそうだな」と手ごたえを感じることが出来ました。

僕はその小さな手ごたえを自信に変えて、車を走らせました。 
一回目の営業で手応えを感じられたからこそ、その後の営業にも自信を持って向かうことができたと思います。僕はこの日、プロドライバーに一歩近づきました。

Vision&Message

今後の目標

将来的な目標は、得意の英語を活かして外国人向けに観光案内をすることです。学生時代、英語力の向上に力を入れていたため、この観光の仕事にとても魅力を感じています。観光案内の場合、お客様と長時間一緒に過ごせるので、よりニーズに合わせた接客ができるのも魅力です。観光案内をするために観光の知識を身につけるのはもちろんですが、それ以前に今の自分に足りないのは道の知識です。お客様に観光を最大限楽しんでいただけるよう、まずは道をしっかり覚えて、曜日・時間帯・天気などからその時に最適な道を選べるドライバーに成長していきたいです。

就活生へのメッセージ
ペーパードライバーでも研修を通じて運転はすぐに慣れることができます。あとは自分のやる気次第です。
この仕事は、自分が頑張った分だけ返ってくる。その分、自己管理も問われますが、やる気があれば稼げる仕事なのでぜひ挑戦してほしいと思います。