日本三大名瀑 袋田の滝
茨城県大子町にある袋田の滝は、高さ120メートル、幅73メートルの大きさを持つ滝で、日本三名瀑のひとつに数えられています。
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日本三大名瀑
袋田の滝の他、日光の華厳の滝、熊野の那智の滝の三つの滝が日本三大名瀑と呼ばれています。
こちらは特にどこか公式の場で選出されたわけではないのですが、以上の三つの滝を日本三名瀑と呼んでいるそうです。
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四度の滝
袋田の滝は、別名「四度(よど)の滝」とも呼ばれています。この呼び方の由来には以下の二つの説があるそうです。
・滝の流れが大岩壁を四段落下する様子から
・平安時代の歌僧である西行法師がこの地を訪れた際、「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と絶賛したことから
茨城県の観光の情報が掲載されている観光いばらぎサイト内にある「袋田の滝」のページに、西行法師が詠んだという「花もみち 経緯にして 山姫の 錦織出す 袋田の瀧」という歌が掲載されています。
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滝が凍る!もうすぐ氷瀑の季節です
四季に一度ずつ来てみなければ……という西行法師の言葉。もちろん理由があって、袋田の滝は季節によって楽しみ方が変わります。特に冬になると、滝の水が凍ってしまうのです!
寒い冬に滝全体が真っ白に凍結することを「氷瀑」といいます。北海道や東北など、寒さの厳しい地域にある滝で見ることができます。
毎年基本的には一部分だけ凍るそうなのですが、2012年には6年ぶりに完全凍結し、ピッケル片手に氷壁に挑むアイスクライマーの姿も見ることができたのだとか。
観光いばらぎのホームページ内に現在の氷瀑についての情報が掲載されています。厳冬期である2月終わり頃まで更新されています。要チェックですね!
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日本国指定名勝、恋人の聖地として選定されています
袋田の滝と、そこから200メートル先にある生瀬滝(なませだき)は、平成27年3月10日に国の名勝に指定されました。さらに、袋田の滝は平成27年10月には、NPO法人地域活性化支援センターによって恋人の聖地に選定されています。
滝の近くにあるトンネルには、大子町の鳥でもあるオシドリをモチーフにしたモニュメントも置いてあります。ハートの形や無限(永遠)のマークの形、オシドリが二羽で額を寄せ合っている様子など、見る角度によってさまざまな形を思い浮かべることができるようにとデザインされています。
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日本全国にある恋人の聖地
以前ドライバーさん達が旅行に行ったと紹介した伊良湖岬灯台と恋路ヶ浜も恋人の聖地として選定されていますよ。2017年1月の時点で全国140ヶ所の恋人の聖地、87ヶ所の恋人の聖地サテライト、海外3ヶ所の恋人の聖地と連携しているのだとか。
全国の観光地域の中からプロポーズにふさわしいロマンティックなスポットを「恋人の聖地」として選定し、地域の新たな魅力づくりと情報発信を図るとともに、地域間の連携による地域活性化を図っているそうです。
寒い冬にしか見れない観光スポットはたくさんあります。車内があたたかい観光タクシーでの移動がおすすめです。